西鉄、AI活用型オンデマンドバス「のるーと」を全国展開へ

西日本鉄道と三菱商事が共同で出資する合弁会社ネクスト・モビリティは、AI活用型オンデマンドバス「のるーと」を全国展開する。

「のるーと」は、決まったダイヤはなく、利用者のリクエストに応じて適宜ルートを変えながら運行するオンデマンドバス。現在は、福岡市東区のアイランドシティ地区と福岡市西区の壱岐南地区の二つのエリアで運行しているが、同サービスの導入を希望する全国の地域・交通事業者に対し、オペレーションの仕組みと導入・運営ノウハウを提供することで、エリア拡大していくという展望。

同サービスは、時間帯・経路を限定しない柔軟な運行を求められるような地域に効果的であり、各地域への導入によって、多様なニーズへの対応による利便性向上や車両の小型化などによるコスト削減を図ることができるという。同社は、「のるーと」の運行を通じて、利用者の減少や運転士不足など、自動車交通における問題の解決を図り、効率的で持続可能な公共交通サービスの再構築に取り組むとしている。