シンガポール・チャンギ国際空港での乗り継ぎ、6月2日から認める決定

チャンギ国際空港

シンガポール民間航空庁(CAAS)は、チャンギ国際空港での乗り継ぎを、6月2日から認めると発表した。

現在は、政府が手配した帰国のための送還便を利用する場合に限り、シンガポールを通過できる。今回の決定によって、乗客の制限は緩和される。

乗り継ぎの利用者は、空港の乗り継ぎエリア内の指定された施設にとどまり、他の乗客とは接触しないようにする。空港職員は個人用防護具の着用が求められ、乗客と職員には体温測定も行う。航空会社はシンガポール民間航空庁に対し、安全性や公衆衛生、乗客や乗務員の健康への配慮を考慮した内容の提案を行い、認められる必要がある。

シンガポール民間航空庁では、「経済と国民のニーズを満たすために航空輸送を徐々に再開し、安全な旅行のための十分な安全対策を確保することを目的とするシンガポールの戦略の一環です」と声明を出した。

チャンギ国際空港は現在、第2ターミナルと第4ターミナルの運用を停止している。第2ターミナルは18ヶ月間閉鎖し、予定していた改修工事を前倒しする。3月23日からは、短期滞在者の入国や乗り継ぎを禁止しており、4月のチャンギ国際空港の利用者数はわずか25,200人で、運航便数は3,870機だった。