旅館 漁師の郷運営のあまくさの島、破産開始決定 東京商工リサーチ

東京商工リサーチ

東京商工リサーチによると、熊本県上天草市で旅館 漁師の郷を運営する、あまくさの島が4月17日に熊本地裁天草支部より破産開始決定を受けた。

あまくさの島は、2001年4月に設立。資本金は300万円。旅館 漁師の郷は、客室9室のほか、宴会場や大浴場、露天風呂などを有する。年間売上高は約6,000万円で推移していたものの、採算性は低く、度々赤字を計上していた。既存設備に対する借り入れ負担が重く、資金繰りも逼迫。新型コロナウイルスの影響で、2月より宿泊のキャンセルが相次ぎ、売上が急落していた。

負債総額は、債権者26人に対して約6,300万円。