北京周辺空港での一時着陸、約11時間半を要するケースも

中国民用航空局(CAAC)

中国民用航空局(CAAC)による、北京行きの国際便の周辺12空港での一時着陸措置で、利用者が長時間待たされているケースがあることから、在中華人民共和国日本国大使館は注意を促している。

すでにこの措置の対象となっている東京/成田発北京行きの中国国際航空(CA)926便では、一時着陸を行ったフフホトで、入国審査や検疫に、3月20日には約11時間半、21日は6時間半を要したことから、食事や飲料はあらかじめ日本の空港で購入しておくよう、注意を促している。

23日以降は対象便を拡大することから、全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は、北京発のみ運航し、東京/成田発は欠航する。中国国際航空は23日から青島経由で運航し、東京/成田を午後3時15分に出発し、青島に午後6時に到着。その後午後10時に再出発し、北京に午後11時35分に到着することを予定している。

また、北京市当局は、新型コロナウイルスの症状がある人、流行地域への渡航歴がある人、手がかりがある人、必要がある人に対して、必ずPCR検査を行うことを義務付けた。

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