デルタ航空、国際線航空券の変更手数料免除 コロナウイルス感染拡大で

デルタ航空(ボーイング767-300型機)

デルタ航空は、3月1日から31日までに予約された全ての国際線航空券を対象に、変更手数料を免除する。

新型コロナウイルスの感染拡大と、政府による旅行制限の可能性について利用者から質問が寄せられていることから決めたもの。変更は1回のみで、プエルトリコとヴァージン諸島を除く全ての旅程が対象となる。

デルタ航空では、「お客様の安全と福祉の確保に努めている」とした上で、アメリカ疾病予防管理センターや世界保健機関(WHO)、感染症の専門家、被災地の保健当局と連絡を取り、指示に従っていることを強調した。

すでに、感染が拡大している中国や韓国、イタリアへの路線の運休を決めている。

中国路線は、2月6日から4月30日まで、北京/首都や上海/浦東とアメリカ各地を結ぶ6路線週42便の全便を運休している

韓国路線は、ソウル/仁川〜ミネアポリス線を、ソウル/仁川を2月29日に出発するフライトをもって運休したほか、ソウル/仁川〜アトランタ・デトロイト・シアトル線を週5便に減便する。3月29日を予定していたソウル/仁川〜マニラ線の開設も、5月1日に延期する

イタリア路線は、ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ〜ミラノ線を、ミラノを3月3日に出発するフライトをもって運休した。5月1日に再開する見通し。4月1日から運航を開始する計画だった、ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ〜ヴェネツィア線は、5月2日に開設を延期する。

■関連記事
日本からの渡航者や日本人に対する入国・入境制限、入国・入域後の行動を制限している国一覧(4月3日午前6時時点)
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、感染症危険情報発出国・地域一覧(4月3日午後5時現在)

詳細はこちら