外務省、韓国・慶尚北道の感染症危険レベル引き上げ 新たに6郡市に渡航中止勧告

外務省は3月1日、韓国・慶尚北道の感染症危険レベルを引き上げた。

「レベル3(渡航中止勧告)」に引き上げられたのは、慶尚北道の慶山市、永川市、漆谷郡、義城郡、星州郡、軍威郡。「レベル2(不要不急の渡航は止めてください。)」に引き上げられたのは、慶尚北道の「レベル3」発出地域以外。

3月1日には、大邱広域市と慶尚北道清道郡を「レベル3」に引き上げている。その他の韓国全土は、2月28日に発出した「レベル1(十分注意してください。)」に据え置く。

これらの地域では、新型コロナウイルスの感染症例が急増しており、1万人あたりの感染者数も極めて高い状況にあることや、アメリカは国務省は、韓国全土に渡航情報「レベル3(渡航再検討)」を発出し、大邱広域市の渡航情報を最上級の「レベル4(渡航禁止)」に引き上げていること、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)も「レベル3(不要不急の渡航延期勧告)」は発出しており、ベトナムや香港など20以上の国・地域は、韓国からの入国を原則的に禁止していることなどを考慮して決めた。

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