ジェットエアウェイズ、全便の運航を停止

インドのジェットエアウェイズは、全便の運航を停止した。

数ヶ月に渡って資金の調達を検討してきたものの失敗し、燃油費などの代金の支払いができなくなったという。インド国内で第2位のシェアを誇っていたものの、原油高やルピー安によって経営難に陥った。すでに乗員によるストライキのため、多くの便で運航を停止していた。予約客には払い戻しを行う。

ジェットエアウェイズは、3月に債務の一部を株式に転換し、インド国立銀行によるコンソーシアムが大株主になることや、ネアシュ・ゴーヤル会長らの辞任を発表していた。アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空も出資しており、取締役を派遣している。債権者である複数の銀行はスポンサーを募集しており、ジェットエアウェイズは支援するとしている。

インド国内では、国営航空会社であるエア・インディアも赤字が続いており、新興航空会社であるヴィスタラやエアアジア・インディア、インディゴなどとの競争も激しさを増している。

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