ANAのエアバスA380型機、日本に初お目見え 

全日本空輸(ANA)は、現地時間3月20日にフランス・トゥールーズで受領した、エアバスA380型機のフェリーフライトを実施し、3月21日の到着後に成田国際空港でセレモニーを開催した。

フェリーフライトを終え、807番スポットに到着した機体から、ANAホールディングスの片野坂真哉代表取締役社長とエアバス・ジャパンのステファン・ジヌー代表取締役社長が揃ってタラップから降機し、挨拶した。フェリーフライトを担当した操縦士3人も姿を見せ、セレモニーは古川理機長が出席した。

ANAホールディングスは、エアバスA380型機を3機発注。愛称は”空飛ぶウミガメ”の意味の「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」と名付けた。初号機はブルー、2号機はエメラルドグリーン、3号機はサンセットオレンジの異なる塗装を施す。

ハワイ線へ初めてファーストクラスを設定し、日本初の個室タイプのシートを設置する。ビジネスクラスはカップルなどペアでの利用に配慮した配置としたほか、エコノミークラスには3席もしくは4席をフルフラットにすることができるカウチシート「ANA COUCHii」など、520席を備える。

5月24日より週3便で、東京/成田〜ホノルル線に投入を開始する。エアバスA380型機の投入により、供給座席数はこれまでの約2倍となる。