カンタス航空、ケータリング事業をエミレーツグループのdnataに売却

カンタス航空は、ケータリング事業をエミレーツ航空グループのdnata(ディナータ)に売却すると発表した。

オーストラリア競争・消費者委員会の承認が条件となり、ケータリング事業を展開するQ Catering(Qケータリング)とSnap Fresh(スナップ・フレッシュ)で働く従業員1,200人はディナータに移籍する。Qケータリングはシドニー、メルボルン、ブリスベン、パースの4空港で機内食のケータリング、スナップ・フレッシュは航空会社のほか医療や食品小売業界向けに販売を手がけている。

ディナータは10年間に渡り、カンタス航空にケータリングサービスを提供するほか、これまで通り、アデレード、キャンベラ、ロンドン、ヨハネスブルグなどのカンタス航空の就航地でケータリングサービスを提供する。

ディナータは世界84カ国で事業を展開しており、129空港でケータリング、貨物、地上サービスを提供している。オーストラリアには4,000人以上、世界では39,000人以上の従業員を擁している。オーストラリアでは11軒のケータリング施設を運営しており、世界では13カ国63ヶ所以上、190社以上にサービスを提供している。

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