神戸空港、来年4月に民営化 関西エアポート神戸が運営

オリックス、ヴァンシ・エアポート、関西エアポートの3社によるコンソーシアムは、関西エアポート神戸を設立し、9月26日付けで神戸市との間で神戸空港特定運営事業等公共施設等運営権実施契約を締結した。

これにより、2018年4月より、神戸空港の民間による運営が開始される。事業期間は2060年3月31日までの42年間。両者が合意した場合にはさらに10年延長される。神戸市は空港用地と施設を所有し、関西エアポート神戸は滑走路等の運営や維持管理といった航空系事業と、ターミナルビルの運営や維持管理といった非航空系事業を行う。関西国際空港、伊丹空港をあわせた3空港の一体運営で、相乗効果を狙う。

関西エアポート神戸は、関西エアポートが100%を出資し、資本金は1億3,500万円。関西エアポートは、オリックスとヴァンシ・エアポートがそれぞれ40%、関西を拠点とする企業や金融機関が20%を出資している。関西エアポートと同様に、代表取締役社長は山谷佳之氏、代表取締役副社長はエマヌエル・ムノント氏が就任する。