【会見全文】てるみくらぶ社長会見　詐欺は強く否定「とにかく生きることしか考えてなかった」

2017年3月27日

ー経営悪化の説明が若干食い違う。弁護士はネットの直接販売が多くなったのでという理由、社長は新聞で別のお客さんに対して売ったのが不味かったという説明はわかった。余剰航空機の座席が少なくなったという話をしていて、どちらが主原因なのか。長期は航空機の座席、直接はそちらなのか、ネット販売の直接のインパクトはどう考えるか。もう少し経営悪化の長期と直接がもしあるなら説明していただきたい。
社長「元々インターネットのパッケージ販売の草分けで、格安仕入れをインターネットで販売するのが基本のビジネス。新聞でシニアに出たのは一昨年から、まだまだひよっこで、気持ちはシニアにいっていたけれども、実際のビジネスの大半はまだまだインターネットだったいうことだと思う。新しいインターネットの状況が、仕入れ環境が激変しているにも関わらず、変わったからこそインターネットからシニアへと思ったのだが、殊の外シニアのほうが媒体コスト、手数等が高コストのビジネスで、そこがやはり見誤ったというところが原因だろうと思う。」

ー直接の引き金はシニア向けの新聞媒体を通じたものに移行しようとしたがうまくいかなかった。もう少し長い目で見た場合は座席の話があるということか。直接の販売のインパクトはまたちょっと別だと思いますが、直接航空券を買ったりするということですよね。
社長「インターネットでもパッケージ以外では販売していない。」

36,000人のお客様が最大影響する可能性があるということだが、待っているお客様はどういう情報を得たら良いのか。ホームページを見るということなのか。お客様にどう説明していくか。
社長「まずは今日の今日ですのでホームページにまずアップした上で、あとは私ども社員が最後のお客様までちゃんとやっていこうと。告知をそれぞれにやっていくつもり。」

人数は本当に確認されていないのか。テロとか旅行会社は連絡取れるのが使命なので把握していないのはまずい。
弁護士「そういう意味では8万〜9万（人）くらいだと思っている。」

ー業績の公表ベースで、16年9月期の売上195億円で間違いないか。
弁護士「公表している数字が合っているかどうか含めて今後確認する。」

ー赤字幅はこの場では答えられない。
弁護士「わからない。」

ー対応の問題、金曜昼から御社にお邪魔していたところいろんな客が来て、どういうことなのか、全然対応してくれないという感じだった。説明が適切だったか。
社長「破産を決意したのは今日の朝。なんとか23日の後も、なんとかお客様を飛ばせないかということで、スポンサーやいろんな方ともお話をしていたので、私から社員に明確な指示を出せない状況でまた中途半端なお話をすると、さらに迷惑をかけると思い、確定してからということでやっていた。その分お客様にご説明が足りなかったと思う。」

ー電話も途中で使われておりませんとかなったりした。全部に電話をかけていたので。意図的に停止していたのか。
社長「使われておりませんということはありません。全くございません。

弁護士「営業時間外は。こちらからお電話しているので繋がりにくい状態。」

ー前に経営されていた会社があるかどうかということで、あちらは卸の会社だが、調べた所、あちらも2005年に営業停止になられているんではないか。事実関係を確認したい。
卸業をずっとやっていて、その中にインターネット事業のてるみくらぶというものがあった。そのてるみくらぶをスピンオフして両方やっていた。時代がもうインターネットの直接の販売にどんどん進んでいったもので、卸しは時代が違ったということで旅行業を廃止した。

ースポンサーというお話があったが、差し支えなければどちらか。破産になるのでスポンサーが付かないのではないかと思うがこの先はどうなるのか。
スポンサーの名前は非開示とさせていただく。正式に締結しているわけではなく、スポンサーを募集している段階。倒産手続きに至るからスポンサーつかないということはなく、いくらでも民事再生、会社更生、破綻手続きの中でスポンサーはある。あくまでもリスクはあるが、会社側としてはスポンサーを探していたところではある。具体名は言えない。

ー山田さんは社長でよろしいか、社員は何人くらいいて今回の件でどうなるのか。
社長「その通りとなる。先生からお話を伺って、最終的には解雇になってしまう。お客様への応対が全て終われば解雇という形になると思う。すべて私を慕って信じてついてきてくれた社員ですから、正直どこに出しても恥ずかしくない社員なので、必ずどこかの就職先をすべて全員見つけて、最後の最後までちゃんと働けるようにしてあげようと思っております。」

ー人数は何人くらい。
社長「70人から80人くらいだと思う。今。」

ー正社員としてですか。
社長「はい。」