「フォーシーズンホテル・アンド・ホテルレジデンス京都」がグランドオープン 京都ナンバーワンのホテル目指す

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マレーシアのベルジャヤ・コーポレーションは、「フォーシーズンホテル・アンド・ホテルレジデンス京都」を11月29日にグランドオープンした。

「フォーシーズンホテル・アンド・ホテルレジデンス京都」は、客室123室、ホテルレジデンス57室の計180室を擁するラグジュアリーホテル。宴会・会議スペース、レストラン、プール、フィットネスジム、スパ、大型駐車場も完備している。妙法院、清水寺、三十三間堂、京都国立博物館、豊国神社などの観光スポットも徒歩圏内。総工費は3億8,000万米ドル(約430億円)。運営はベルジャヤ・コーポレーションとベルジャヤ・ランドが50%ずつ出資するベルジャヤ京都デベロップメントの子会社、京都東山ホスピタリティアセット特定目的会社が行う。

グランドオープンに合わせて執り行ったセレモニーでは、マレーシア・ジョホール州のスルタン・イブラヒム・イブニ・アルマルフム・スルタン・イスカンダル陛下、門川大作京都市長、山田啓二京都府知事、ダト・アハマッド・イズラン・ビン・イドゥリス駐日マレーシア大使、宮川眞喜雄駐マレーシア日本国大使、フォーシーズンズホテルズ・アンド・リゾーツ創業者のイサドア・シャープ会長、ベルジャヤ・コーポレーションの創業者のタン・スリ・ダト・セリ・ヴィンセント・タン氏、ダト・スリ・ロビン・タン会長兼最高経営責任者(CEO)が出席した。

セレモニーで挨拶した門川大作京都市長は、「違法民泊に毅然たる対処をし、質の高いホテルを増やしていきたい。知事と連携し、おもてなしの都市として発展していきたい。」と話し、本来はホテルの建設ができない土地に特別に許可を行った上で誘致したラグジュアリーブランドのホテルに大きな期待を示した。

セレモニー後に行われたプレスカンファレンスで、イサドア・シャープ会長は今後の旅行業界の見通しについて、「旅行業界はこの4年間で落ち着いて安定した状態にある。4%の成長率で旅行業界は成長しているので、先行きは明るくチャンスであると考え開発を続けていく。経済は長期的視野で見ていかなければいけない。短期的に落ち込んだりということはあるが、長期的には先行きは明るいと認識している。」と話した。

また、外資系のラグジュアリーホテルが京都で相次いでオープンしていることに対して、タン・スリ・ダト・セリ・ヴィンセント・タン氏は、「京都でナンバーワンになりたいと考え、他社のトレンドを分析している。ロケーション、インフラ、設備すべて私どもが提供している客室の宿泊料金は優れていると思う。」、イサドア・シャープ会長は「記憶に残るサービスを提供することで日本のみなさんに利用していただけるのではないか。」として、自信を示した。

ベルジャヤ・コーポレーションは、沖縄・恩納村でもフォーシーズンズホテルズ・アンド・リゾーツと共に、ホテルレジデンスの建設を計画している。規模は京都より少し小さくなる見通し。

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