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ターキッシュエアラインズ、羽田就航に「スロットの問題」 客室乗務員の日本での採用も実施へ
ターキッシュエアラインズのハルン・バシュトゥルクアジア・極東地区セールス副社長は、現地時間9月7日にトルコ・イスタンブールの本社で開催したプレスカンファレンスで、Traicyの東京/羽田就航に関する質問に対し、「スロットが必要という問題がある」と話した。
現在、トルコへは午後11時から午前6時までの羽田の深夜早朝枠が割り当てられている。深夜早朝枠内で運航する場合、イスタンブールの出発時刻が現在スケジュールより遅い午前4時台になり、折り返し便のスケジュールも遅くなることから、イスタンブールを午前6時台から出発するヨーロッパ行きに乗り継ぐことができず、利便性が損なわれるという。
バシュトゥルク副社長は「日本は重要な市場のひとつ」と強調しており、イルケル・アイジュ会長は極東に自社ラウンジを設置する計画にも触れた。担当者によると、日本への設置については現状ではわかっていないという。また、アイジュ会長は近い将来、日本、韓国、中国で客室乗務員の現地採用を行うことにも言及。現在は日本語が話せるトルコ人客室乗務員は乗務しているものの、日本人客室乗務員は在籍していない。
隣国のシリアを中心としたイスラム国(IS)の台頭やイスタンブールの空港でのテロ、クーデター未遂などで一時は搭乗率の落ち込みがみられたが、現在は回復。3月から東京/成田〜イスタンブール線は1日2便から1便に減ったものの、7月11日からは機材をエアバスA330-300型機からボーイング777-300ER型機に大型化しており、搭乗率は前年と大差ないレベルに回復しているという。特にヨーロッパからの訪日旅行者が増加が著しく、将来的には1日2便化の復活を目指したいとしている。