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ANA、機内食総選挙で初の試食会開催 フードローダー乗車や工場見学も
全日本空輸(ANA)は、国際線エコノミークラスの機内食を乗客が選ぶ「機内食総選挙」の試食会を、神奈川・川崎のANAケータリングサービス川崎工場で開催した。
「機内食総選挙」は今年で4年目。1年目はFacebookと微博で開催し約3,000名、2年目はTwitterも加えて開催し約6,000名、3年目はさらに特設サイトを設け約8,400名が参加。今年は初めて予選と本戦にわけて開催し、予選には約11,400名が参加した。その中で応募があった855名の中から抽選で30名を招待した。
今回初めて開催した予選は、食材を選択し、その後に調理法やソースを選択、好きなメニューを作って投票するという仕組み。その中で人気が高かったメニューが決勝に進出。決勝に進出したメニューは、洋食は、「ビーフシチュー エッグヌードル添え」、「鶏もも肉の煮込み カレークリームソース」、「洋食屋さんのハンバーグ・デミグラスソース フライドエッグ添え」、「根菜入りチキンハンバーグ・黒胡椒ソース」。和食は、「海鮮ちらし丼」、「牛すきやき丼」、「牛肉スタミナ焼き弁当」、「焼き鳥・つくね丼」の各4種類、計8種類で、そのうち決勝で和洋各2種類ずつ、計4種類が選ばれる。決勝の投票はANAのソーシャルメディアアカウント上で8月12日まで受け付けている。
抽選に当たった30名のうち、参加した23名は、使い捨ての白衣に着替え、厳重な衛生管理がなされている工場内を見学。工場の建物に入る際にはアルコール消毒、作業エリアには入る前にはローラーで全身の埃を取り、定められた手順でブラシを使って手洗いを行う。ペーパータオル、乾燥機で手を乾かしてからアルコール消毒を終え、やっと作業エリアに入ることができる。調理エリアに入る際にはさらに定められた手順があるという。
まず見学したのは免税品の管理や積み込みを行う保税エリア。機内販売が行われる免税品が保管されており、在庫管理も徹底している。国際線では提供する飲料なども免税となるため、このエリアから外に持ち出せないように管理している。その後は、ドリンク、雑誌、新聞の積み込みを行うところや、食器の洗浄、洗い残しの確認、カトラリーのセットを行うエリアを見学した。機内食を飛行機に積み込む「フードローダー」にも乗車して移動するなど、参加者は珍しい体験ができた。その後、参加者は和洋2つのメニューを試食。写真に収めたり、試食しながらシェフに質問する姿がみられた。試食後にはその場で投票を行った。
投票結果の発表は8月19日にANAのソーシャルメディア上で行う。サービス開始は12月1日からを予定している。