ライアンエアー、イギリスのEU離脱でスタンステッド発着便を減便へ

2016年8月1日

ライアンエアーは、イギリスで行われた国民投票で、欧州連合（EU）からの離脱が過半数となったことを受け、経済状況の不確実性が高まったことから、ロンドン・スタンステッド空港発着のフライトを今冬から減便すると発表した。また、路線拡大戦略を見直し、イギリスを除くEU内の空港を発着するフライトを開設する。

現在のところ、ライアンエアーの事業や規制環境にどのような影響を与えるのかを予測することはできないとした上で、ポンドの弱含みや経済成長の鈍化は、成長の下方圧力を加えるものとしている。スタンステッド空港を発着する路線で減便を行うものの、路線撤退は行わない。

ライアンエアーはイギリス最大の航空会社として、EUへの残留を積極的にアピールしていた。