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クラブツーリズムと東北大学加齢医学研究所は、旅行が脳にもたらす健康作用についての共同研究を7月より開始した。
60歳以上の参加者が全体の約65%とシニア世代の旅行に強みを持つクラブツーリズムと、脳科学分野の世界的権威である東北大研究所が連携することで、「生涯健康脳」研究の一環として、「旅行」と「認知症予防・抑制」の相関関係について医学的見地から調査・研究する。
「旅行に行く頻度の高い高齢者は主観的幸福感やストレスコーピング(対処)能力が高く、認知機能が保たれている。また、旅行前・旅行後で脳に変化があり、主観的幸福感は向上、認知機能は低下抑制が見られる」という仮説を、今後3年間かけて検証。すでに事前調査では、頻繁に旅行に行くほど、あるいは明確な動機を持って旅行に行きその動機が満たされるほど、主観的幸福感が高くなる可能性が示唆されているという。
クラブツーリズムでは、研究を通じ旅行が健康寿命の延伸に寄与し、旅を通してはつらつたる喜びに満ちた社会が実現できることを期待しているという。