なぜマレーシア航空のセールが「買い」なのか?【橋賀秀紀のフカボリ!】

マレーシア航空

みなさんこんにちは。トラベルジャーナリストの橋賀秀紀です。先週チェルノブイリに行ってきました。ウクライナは観光ビザも不要ですし、チェルノブイリ行きのツアーは日帰りで100ドル以下と思ったよりも気軽に行くことができます。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

さて、今回はマレーシア航空が先日発表した、7月22日まで開催中のサマーセールについて検証してみたいと思います。

マレーシア航空、アジア・オセアニア・ロンドン線でサマーセール 往復3.5万円から
https://www.traicy.com/20160623-MHsale

マレーシア航空は季節ごとにセールを行っており、ウインターセール、スプリングセールに続いて、今回が今年で3回目です。セール対象となる出発日は9月15日までと9月23日から11月30日まで。一部は対象外となります。

成田発のエコノミークラスで往復運賃が35,000円でカバーできる都市のうち、主な行き先はジャカルタ、バンコク、ペナン、ジョホールバル、コタキナバル、クアンタン、クチン、ランカウイ、プーケット、シンガポール、デンパサール(バリ島)、ヤンゴンとなる。なかでも、他の航空会社での条件、現地滞在時間などを考慮すると、おすすめの行き先としてはランカウイ、プーケット、デンパサール、ヤンゴンが挙げられます。

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実は東南アジア往復で3万円台というのは圧倒的に安いとまではいえません。特に2016年に入ってからはカタール航空やエティハド航空などが欧州まで往復総額3万円台という超格安航空券をたびたび出していますからそれとほぼ同じ水準ということになります。しかし、それでもマレーシア航空のセールをおすすめする理由はズバリ、時間です。

仕事をしている人が必ず頭を悩ます問題は休みがとれないということだと思います。そこで短い時間で旅行をせざるをえないケースも少なくないでしょう。そんなときに気になるのがフライトの時間帯。夜行便を使えば時間を有効に使えるのですが、たとえば東京から往復ともに夜行便で安い航空券というのはなかなかありません。たとえばエアアジアXのクアラルンプール線では、行きは夜行便ですが、帰りはクアラルンプールを昼過ぎに出なくてはなりません。

しかし、マレーシア航空の成田線の場合、行きの成田発は21時40分、帰りの成田着は朝7時40分と、往復ともに夜行便を利用することができるのです。たしかにシンガポールやバンコクへは日本航空、全日空、タイ国際航空、シンガポール航空などで往復夜行便を利用することが可能でしょう。ただし、これらの航空会社を利用する場合、正規割引航空券ではどんなに安くても5万円を下回ることはほとんどありません。

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