資生堂、JALの客室乗務員約5,000名対象に「笑顔講座」アプリの試験運用 笑顔を記録・数値化

JLshiseido

資生堂は、日本航空(JAL)の協力のもと、開発した「笑顔講座」のタブレットアプリを、客室乗務員約5,000名を対象とした試験運用を7月1日から9月30日までの3ヶ月間実施する。2017年以降の実用化を目指す。

資生堂は、化粧品・美容情報の開発を通じて長年蓄積してきた「顔・表情の印象研究」「笑顔研究」をベースに構築し、これまで学校・企業で開催している「笑顔講座」の内容を、タブレット用にデジタルコンテンツ化した。

これまでは人の目で主観的に判断してきた笑顔を、タブレットのカメラで撮影と認証を行い、「数値化」、「印象判定」、「記録」することで、他人に与える笑顔の印象を客観的に分析することができる。その他にも、資生堂独自の表情筋エクササイズを行うことで、豊かな表情や笑顔力を磨くことができる。

これにより、時間と場所を問わず「笑顔講座」の内容を習得することができ、今までは集団で受けてきた講座を個々のレベルに合わせて受講できるようになる。コミュニケーションづくりや、美肌や見た目印象の向上を目的とした美容領域への活用だけではなく、笑顔を起点とした健康領域も視野に様々な分野での活用を目指す。