エアバス、ミネベアとビジネス拡大

エアバス,ミネベア

契約締結セレモニーに出席したミネベアの鶴田哲也常務執行役員ロッドエンド・ファスナー事業部長(右)とエアバスのジャン=リュック・メズナヴ構造標準部品担当統括責任者 資料提供:Airbus

 エアバスはこのほど、ミネベアとエアバス全機種にベアリングおよびブッシングを供給する契約を更新したと発表しました。契約はエアバスとミネベアの子会社であるNMB-Minebea-GmbHとの間で締結されました。

 ミネベアはエアバス機に幅広く使用されている精密なスフェリカル・ベアリング、ローラーベアリング、ブッシングを製造するサプライヤー。ミネベアの製品は日本、英国、タイで製造され、A320ファミリーからA330ファミリー、A350 XWB、A380まですべてのエアバス機に取り付けられています。

 契約締結セレモニーは東京で行われ、ミネベアの鶴田哲也常務執行役員ロッドエンド・ファスナー事業部長とエアバスのジャン=リュック・メズナヴ構造標準部品担当統括責任者との間で契約が交わされました。

 エアバス・ジャパン株式会社のステファン・ジヌー社長は、「ミネベアとは1982年からお付き合いがあり、今回のビジネス拡大を大変うれしく思う。エアバス機に搭載されている部品がミネベアの最先端技術であるということは非常に重要だ。」と述べています。

 エアバスの日本における産業協力の歴史は30年以上に及びます。およそ20社の日本企業がエアバス機プログラムに参画し、高品質な製品とサービスを提供しています。