ANAの就航で期待高まるミラノ、観光や貨物需要の顕在化でデイリー化も見込む
ANA、「東北FLOWER JET」を就航 福島行き初便は放水アーチで歓迎
全日本空輸(ANA)は、「東北FLOWER JET」を5月14日の大阪/伊丹発福島行きANA1695便より就航を開始した。同日と翌15日には福島空港の駐機場脇では、世界初となる音楽フェス「AIR LIVE」や、航空教室、航空機部品展示・モデルプレーン展示、地元物産PRなどが行われる「ふくしま おおぞら フェスタ2016」が開催されている。
「東北FLOWER JET」は、2004年に開始したANAグループ社員による自発的提案活動「ANAバーチャルハリウッド」として、福島空港のANA社員が自発的に提案したもの。機体デザインは「震災を風化させない」「東北の“元気と感謝”を全国に届けたい」をコンセプトにしている。
福島県出身の写真家、野口勝宏さんが協力し、リュウキンカ、ハス、アルストロメリア、キンギョソウ、オトメユリ、ヤマハギ、ヤブツバキ、ヒマワリ、ノコンギク、ユキヤナギ、サギソウ、ストック、バラ、カーネーション、ダリア、ガーベラ、ハナカツミの17種類の東北に咲く、“強く・美しく・まっすぐな”花々をボーイング737-800型機にあしらった。2020年までの5年間、日本国内線で運航する。
初便となるANA1695便の出発前には、伊丹空港でセレモニーが開催された。機内では特別デザインの紙コップでドリンクのサービスが行われた。福島空港では放水アーチや駐機場に水で描かれたアートで迎えられたほか、記者会見も行われた。