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スカイマーク、「タイガースジェット」就航 初便には佐山会長がユニフォーム姿で搭乗
スカイマークは、「神戸 旅の港街 プロジェクト」の第5弾として、特別塗装機「タイガースジェット」をきょう4月27日より運航を開始した。
「タイガースジェット」は、台湾で行っているボーイング737-800型機の重整備に合わせて、デカールの貼り付けを実施。約1年前から準備を進めてきた。ボーイング737-800型機2機の機体側面に阪神タイガースのロゴをデザインし、機内では、オリジナル紙うちわの配布、特製ヘッドレストカバーの設置を行うほか、客室乗務員はスカイマーク仕様の阪神タイガースのユニフォームを着用して乗務する。5月中旬からは、阪神タイガースとスカイマークのロゴを記したオリジナルスポーツタオルの機内販売を行い、売上の一部を熊本地震の義援金として寄付する。5月21日には、神戸空港のスカイマーク格納庫でタイガースジェットの展示と公開を行う予定。
初便となったSKY101便は乗客110名を乗せて、羽田空港を定刻の午前7時20分に出発し、神戸空港には定刻より10分遅れの午前8時40分に到着。折り返しのSKY104便は満席となる乗客177名を乗せて、神戸空港を定刻より12分遅れの午前9時27分に出発した。神戸空港では両便の到着と出発に合わせて、ゲート付近で阪神タイガースのロゴがデザインされた缶に入った、神戸凮月堂「タイガースミニゴーフル」やパンフレットを配布した。
両便には、スカイマークの佐山展生会長がタイガースのユニフォーム姿で搭乗。神戸空港到着後に囲み取材に応じた佐山氏は、自身がタイガースファンであることに触れ、ファンクラブの会員証も披露した。スカイマークの直近の業績は好調で、3月の搭乗率は87.3%と直近2年間で最も高かった。東京/羽田・札幌/千歳・茨城・長崎・鹿児島・沖縄/那覇の6路線を展開する神戸空港発着便の搭乗率も3月は81.5%と好調であるものの、「足元を固め過ぎるということはない」と話した。
スカイマークは、神戸空港開港時から就航し、今年で10年目。神戸空港利用促進の取り組みは「タイガースジェット」が第5弾で、過去には岡本商店街と客室乗務員が共同でスイーツ開発を行ったほか、茨城線を3往復化したことを記念したPRイベント、ひな祭りフライトの実施などを行っている。