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地震で避難の外国人ツアー客、福岡空港への輸送を実施 輸送確保に協力要請も
国土交通省は、日本バス協会と全国ハイヤー・タクシー連合会に対し、4月16日、外国人観光客の被災地以外への移動等の輸送の確保について、最大限積極的に協力するよう文書で指示した。
大分県では、16日、韓国総領事館の要請により、湯布院の約90名、別府の約100名、大分の約20名の韓国人、個人旅行者を6台の大型バスで福岡空港に輸送した。別府市からは他国の外国人、由布市では市内避難所に避難していた香港人、タイ人、シンガポール人なども乗車した。17日にも別府駅から大分交通のバス2台で輸送を行う。
熊本県では、16日、熊本空港から帰国予定の台湾人旅行者が、空港閉鎖により運休となったため、貸切バス1台で福岡空港に輸送した。きょうも高雄行きのフライトがキャンセルとなったため、バスで福岡空港へ輸送予定。韓国総領事館は、きょう17日、熊本市内で避難している韓国人旅行者を福岡空港へバスで輸送し、帰国させる。
現在のところ、団体旅行客の被害の報告ははいっていないものの、マレーシアからの外国人旅行者1名が「熊本ホテルキャッスル」の室内で胸を打撲し、15日朝病院に行ったものの、本人の希望で受診しなかった。けがはなかった。
日本政府観光局(JNTO)などは、外国人旅行者に「Safety tips」(英・中・韓国語対応)のダウンロードを促しており、プッシュ通知による緊急地震速報や避難行動の解説を提供している。