ANA・JALの燃油サーチャージ、6~7月もゼロ

燃油サーチャージ

ANAとJALの燃油サーチャージ、6月~7月発券分もゼロ © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年10月

 全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は6月1日以降の航空券発券分に適用となる国際線の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)について、同月以降も燃油サーチャージを適用しないと発表しました。4月から続く燃油サーチャージゼロです。

 ANAとJALは、シンガポールケロシンの燃油市況価格に基づき燃油サーチャージの適用額を2カ月ごとに見直しており、2016年2月から3月のケロシン市況価格2カ月平均は、1バレルあたり44.44米ドルでした。これに同期間の為替平均1米ドル114.00円を乗じたシンガポールケロシン市況の円貨換算額は適用水準6,000円を下回る5,066円だったため、2016年6月1日から7月31日に発券される航空券にも燃油サーチャージはかかりません。

 2015年の6月から7月は欧米方面で片道1万500円、ハワイで同6,000円必要でしたが、今回の燃油サーチャージ非適用は夏休みの海外旅行にとって負担が減りそうです。