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フィンエアー、パイロットのスタンバイ勤務取りやめで運航に影響
タイガーエアホールディングス(HD)は、エアバスA320型機2機を、ステラ・エアクラフト・ホールディング1・リミテッドに売却することで合意したと発表した。ドイツのDVB銀行が助言を行った。
タイガーエアHDは2機の売却で、800万米ドル(約9億円)の固定資産売却損が確定する。売却益は、航空機の資金調達時の債務返済に充てる。売却は2016年第2四半期にも完了する見込み。
タイガーエアは2003年にシンガポール航空などが出資し、シンガポールを拠点とする近距離線を運航する格安航空会社(LCC)として設立。オーストラリアやインドネシア、フィリピンにも展開していたものの、多額の損失を計上したため事業を縮小。インドネシアからは撤退し、フィリピン法人はセブパシフィック航空に売却した。最近では、チャイナエアラインとタイガーエア・台湾を設立し、グループとして初めて日本にも乗り入れた。