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天草エアラインはどうやって聞きを脱出したか 「天草エアラインの奇跡。赤字企業を5年連続の黒字にさせた変革力!」発売
集英社は、「天草エアラインの奇跡。 赤字企業を5年連続の黒字にさせた変革力」(著:鳥海高太朗)を発売した。
天草エアラインは日本では唯一、1機しかない「みぞか号(天草弁でかわいい)」飛行機を飛ばしている日本で最も小さい航空会社で、2000年から熊本県の天草空港を拠点に運航を開始した航空会社で現在、天草~福岡、天草~熊本、熊本~大阪(伊丹)の3路線を1機の飛行機を使って1日10便体制で運航している。
就航当初は順調満帆でのスタートだったが、3年目から搭乗率は下降の一途を辿り、2003年には3億円あった現金が2007年には6000万円まで減らし債務超過寸前に。このままだと会社は清算される運命。そんな時に一人の救世主が現れた。その人物とは2009年に天草エアラインの社長に就任した奥島透氏。
新社長となった奥島氏は万年赤字企業、赤字体質だった社内改革に着手。自ら機内清掃、預け手荷物の積み降ろし、保安検査場の検査を手伝うなど、自ら動くことで社員からの信頼を得て、社員とのコミュニケーションを大切にすることで社員の意識が変わりお客様が戻ってきた。更に社員だけに留まらず、地元の行政や観光協会までも動かした。親子イルカのデザインの飛行機に塗り替えてからは、SNSを活用することで全国から天草エアラインを応援してくれるファンが増え、メディアでも頻繁に取り上げられるようになった。また、社員全員で1機しかない飛行機の機体洗浄をするなど社内に一体感が出てきた天草エアラインは蘇り、2009年から5年連続の黒字となった。
どのようにして社内改革に成功したのか、その変革力に迫る、中小企業経営者必見の1冊。集英社から3月25日発売、価格は1,512円(税込)、全216ページ。
■著者プロフィール
鳥海 高太朗(とりうみ・こうたろう)
航空・旅行アナリスト、帝京大学航空宇宙工学科非常勤講師。1978年、千葉県生まれ。成城大学経済学部経営学科卒業。城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科修了。
食品会社勤務、城西国際大学観光学部助手を経て、2013年より帝京大学理工学部航空宇宙工学科非常勤講師。航空・旅行アナリストとして、航空会社のマーケティング戦略を主研究に、インターネットでの航空券および宿泊の予約サイトに関する調査、LCC(格安航空会社)のビジネスモデルの研究を行なう。現在、文化放送「オトナカレッジ」にレギュラー出演中。東洋経済オンライン、@DIME、日経トレンディネットなどで連載を持つ。