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デルタ航空機、4時間のフライトのはずが悪天候などで2度ダイバート 約26時間遅れ
ニューヨークのジョン・F・ケネディー国際空港行きのデルタ航空機が、悪天候などのために2度ダイバートし、約26時間遅れとなる出来事があった。現地メディアが報じた。
現地時間2月15日にドミニカ共和国のプンタ・カナ空港を出発したDL944便は、乗客159人を乗せジョン・F・ケネディー国際空港に向かっていた。本来は約4時間でジョン・F・ケネディー国際空港に到着するはずだったが、この日はニューヨーク周辺の悪天候のために着陸できず、上空での待機を余儀なくされた。しばらく上空で旋回を続けたものの、パイロットはこのままでは燃料切れになると判断し、ニューハンプシャー州のマンチェスター・ボストン地域空港へダイバートを決めた。
同便は午後3時頃、マンチェスター・ボストン地域空港に到着。燃料補給を行ったものの、このまま再出発すると乗員の乗務制限時間を超えてしまうため、再出発は翌日とされた。乗客は空港近くのホテルへ移動することになったが、マンチェスター・ボストン地域空港は通常、国際線の発着がないため税関職員が不在。約150キロ離れたメイン州ポートランドから職員を呼ばなければならなかった。職員が到着するまで約2時間、乗客は機内で待機し、その後、吹雪の中をターミナルまで歩いて移動した。
翌日、DL9929便としてマンチェスター・ボストン地域空港を出発したが、再びニューヨーク周辺の悪天候のため、今度はマサチューセッツ州のローガン国際空港へのダイバートした。16日午後8時頃、プンタ・カナの出発から約30時間後にようやくジョン・F・ケネディ国際空港に到着したものの、複数の乗客がローガン国際空港から他の交通手段でニューヨークへ向かったため、最終的にこの便に乗っていたのは90人だったという。
2月13日から16日にかけては、ニューヨークをはじめとしたアメリカ東海岸一体には記録的な寒波が押し寄せ、アメリカ海洋大気局(NOAA)によると市内中心部のセントレアパークではマイナス18度となり、100年ぶりに過去最低を更新した。高速道路では事故が相次ぎ、日本線を含む数千便のフライトが欠航となった。