ANAの就航で期待高まるミラノ、観光や貨物需要の顕在化でデイリー化も見込む
エア・ドゥ、中期経営戦略を策定 ボーイング767型機の機材更新前倒し
AIRDO(エア・ドゥ)は、「2015~2018年度 中期経営戦略」を策定した。これは、2013年12月に策定した「2013~2016年度 中期経営戦略」のもと、事業計画を推し進めてきたものの、環境の変化に伴い前倒しで策定したもの。
ボーイング767−300型機とボーイング737−700型機の2機種体制は維持し、需要に応じて適切な機材投入を行うほか、便数の適正化を図る。新千歳空港の深夜早朝発着枠を活用するほか、国内線チャーター便のみならず、国際線チャーター便の運航を継続する。現行機2機の更新を前倒し、2018年度に導入を予定しているボーイング767-300型機は、ブランド強化に繋がる客室仕様を検討する。11月に設立20周年、2018年には就航20周年の節目の年を迎えるのを前に、中期経営戦略を着実に実行することで、「北海道の翼」にふさわしい“オンリーワン”のエアラインを目指すとしている。
これらの取り組みにより、2018年度までに営業収入500億円、営業利益率5%、当期純利益10億円台を達成する見通し。ユニットコストは2015年度は10.49円となるものの、2018年度には9.97円を目指す。前提として、2016年度は、原油は1バレル当たり45米ドル、為替は1米ドル125円、2017年度以降は、原油は1バレル50米ドル、為替は1米ドル125円とした。