ボーイング737 MAX 8が初飛行成功

ボーイング737 MAX 8

ボーイング737 MAX 8、初飛行に成功 資料提供:Boeing

 ボーイングは1月29日、737 MAX 8の初飛行を実施したと発表しました。このマイルストーン達成は737 MAXプログラムの計画通りで、これによって認証・納入へと続く一連の包括的な試験飛行プログラムが始まりました。
 試験飛行は現地時間の午前に始まり、737 MAX 8は9時46分にワシントン州のレントン空港を北に向けて離陸後、2時間47分の飛行を経て同・午後0時33分にシアトルのボーイングフィールドに着陸しました。
今回の試験では、初飛行の手順としては標準的な最高高度7,620メートル(25,000フィート)、時速250海里(約288マイル、463キロメートル)に到達。操縦士2名がシステムと機体構造をテストする間、機内に搭載された機器からはシアトルの地上チームにリアルタイムでデータが送信されました。
ボーイング737 MAX 8

初飛行に成功したボーイング737 MAX 8 資料提供:Boeing

 最新鋭の737 MAX 8は737 MAXファミリー最初の機種で、エンジンにCFMインターナショナル社の最新型LEAP-1B、翼端板にアドバンスト・テクノロジー・ウィングレットを採用するなど、単通路機市場で最も高い効率性、信頼性、そして客室内の快適性を提供します。
 就航当初の次世代737型機と比較して燃料消費量を20%削減し、運航コストは競合機材に比べて1座席当たり8%減と、クラス最少の運航コストを実現します。
 737 MAX 8はボーイングの新しい単通路機ファミリー(737 MAX 7、MAX 8、MAX 200、MAX 9)の中で試験飛行が開始された最初の機種です。737 MAXは次世代737型機の優位性である航続距離を340~570海里(629~1,055キロメートル)延長し、3,500海里(6,510キロメートル)以上飛行可能です。
 ボーイングはこれまでに、世界62社のお客様から合計3,072機の737 MAXファミリー機を受注しています。