「この中にお医者様はいませんか」の声かけ不要に? JAL DOCTOR登録制度

JAL

JALと日本医師会、「JAL DOCTOR登録制度」を開始 © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年8月

 日本航空(JAL)と公益社団法人日本医師会は2月から、「JAL DOCTOR登録制度」を開始しました。
 これまで機内で体調がすぐれない人がいた場合、「この中にお医者様はいませんか」といったような乗務員からの機内アナウンスが流れていましたが、今回の「JAL DOCTOR登録制度」は事前にJALが医師免許を持つ乗客を把握できるというもので、いち早く急病人に応急措置を行うことができます。この制度は国内航空会社では初めての取り組みです。
 登録時に医師情報が登録されるため、JALグループ便予約の際にJALマイレージバンク(JMB)のお得意様番号を登録することで、緊急医療が必要な事態が発生した場合、客室乗務員が医師に速やかに声かけすることが可能となります。登録制度適用対象便はJALグループ便で、他社運航のコードシェア便・北海道エアシステム(HAC)運航便は対象外です。
 なお、飲酒や体調不良など、対応が困難な場合は、その旨を客室乗務員へ伝えれば辞退することも可能だという。
 事前登録できる対象者はJALマイレージバンク会員で、日本医師会発行の医師資格証を持つ人。登録はJALホームページの専用サイト(URL: http://www.jal.co.jp/jmb/doctor/)から手続きできます。