キャセイパシフィック航空、A350-900でロンドン・ガトウィック線開設へ

キャセイパシフィック航空,A350 XWB

キャセイパシフィック航空が2016年2月以降に導入するエアバスA350 XWB © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年11月

 キャセイパシフィック航空(CPA)はこのほど、香港からロンドン・ガトウィックに就航すると発表しました。開設日は2016年9月2日。機材はエアバスA350-900型機を投入させる見込みです。

 香港-ロンドン・ガトウィック線は月・水・金・曜運航の週4便体制。香港発便は深夜0時55分に出発し、ロンドン・ガトウィックには7時10分到着。ロンドン・ガトウィック発便は12時35分に出発し、香港には翌日7時25分に到着する運航スケジュールです。

 香港-ロンドン・ガトウィック線に投入予定のキャセイパシフィック航空向けエアバスA350-900には、リフレッシュされたビジネスクラスの客室とともに、プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスでは新型シートを装備します。

 キャセイパシフィック航空はA350-900を20機、A350 XWBの最大サイズとなるA350-1000は26機、計48機を発注済み。A350 XWB初号機は2016年2月の受領を予定しています。

 ガトウィック空港はロンドンの南部、ウェスト・サセックス州クローリーのほど近くに位置する英国第2の規模を誇る国際空港。新たに就航するフライトは、ロンドンはもちろんケント州、サリー州、イースト・サセックス州、ハンプシャー州といったロンドン近郊の各州と香港、及び香港をハブとして日本を含めたアジア各都市やその他香港以遠のネットワークを結びます。

 キャセイパシフィック航空は12月現在、ロンドンへはヒースローに毎日5便を運航。新たにガトウィックへの週4便が加わることで、香港-ロンドン間はルート最多となる週39便の運航体制を確立することになるほか、日本路線との乗継ぎも一層便利になります。このほか、キャセイパシフィック航空の英国路線は、香港-マンチェスター線を週4便体制で運航しています。

 キャセイパシフィック航空は英国を最重要マーケットのひとつと位置付けており、香港と英国を結ぶネットワークは35年にわたって運航を続けています。