フィンエアー、福岡に新規就航 A330で16年春から

フィンエアー

16年春に福岡-ヘルシンキ線を開設するフィンエアー © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年1月

 フィンエアー(FIN)はこのほど、フィンランドのヘルシンキから福岡空港に新規就航すると発表しました。福岡-ヘルシンキ線は、フィンエアーにとって初となる九州への定期路線。2016年春の開設を予定しています。

 運航本数は週3便で、福岡発が水・金・日曜日、ヘルシンキ発が火・木・土曜日運航です。福岡発ヘルシンキ行きAY076便は福岡を9時30分に出発し、ヘルシンキには13時55分到着。ヘルシンキ発福岡行きAY075便はヘルシンキを16時30分に出発し、福岡には翌日8時に到着する運航スケジュールです。

 機材はエアバスA330型機を投入。福岡-ヘルシンキ線はフィンエアー、日本航空(JAL)、ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW)の共同事業の一環として運航されます。

 フィンエアーの社長兼CEOであるPekka Vauramo氏は「フィンエアーでは2020年までにアジア路線を2010年の倍に拡大する計画を進めており、今回の新規路線の就航は目標達成に向けた重要なステップ。今回、新たに福岡というエキサイティングな市場を追加することで、アジアとヨーロッパを最短最速で結ぶ当社のネットワークをさらに拡大していきます」と述べています。

 フィンエアーは10月現在、東京(成田)、名古屋、大阪へデイリー就航しており、今回の新規就航によって、フィンエアーは日本の4大都市に就航する欧州系航空会社となります。なお、KLMオランダ航空(KLM)が2016年1月4日の最終便をもって福岡-アムステルダム線の運休を決めていますが、フィンエアーの福岡就航で再び九州からの欧州線が復活します。

■フィンエアー 運航スケジュール(2015春~)
AY076便 福岡 09:30 → ヘルシンキ 13:55(水・金・日曜運航)
AY075便 ヘルシンキ 16:30 → 福岡 翌日08:00(火・木・土曜運航)