トキエア、機内サービスで特別包装の「アルフォート」を提供
MRJパイロット「非常に乗り心地の良い機体」 次は高速滑走試験へ
今回のイベントで、MRJはシャレーと呼ばれる顧客との商談等を行うメインの建物を構えるとともに隣接地にパビリオンを構え、内装カラーリングを一新した実物大のキャビンモックアップにより客室快適性を公開しました。
パリ国際航空ショーではMRJの新規受注獲得には至らなかったものの、ロックウェルコリンズ社と共同PRイベントも行い、MRJの先進性と安全性をアピールしました。
三菱航空機は6月8日、MRJ飛行試験初号機(機体番号:JA21MJ)で走行試験を実施済み。最高10ノット(18キロ)の低速状態でブレーキの確認、ステアリングによる方向制御の確認を行い、同社は「成功裏に完了した」と説明しています。
走行試験を担当したパイロットは「とても素直でキチッとしている。非常に乗り心地の良い機体。」と、操縦後の感想を述べています。今後、初号機は今年9月~10月に予定している初飛行前には離陸時と同じ時速200キロ程度での高速滑走試験を行います。
2号機(機体番号:JA22MJ)では、全機振動試験(Ground Vibration Test :GVT)が今月に実施されました。三菱航空機によると、GVTは近年の高度にコンピューター化された操縦装置を持つ航空機の開発では非常に重要な役割を持つという。
この試験では航空機の構造、振動特性が計画通りになっているかを検証し、実際の飛行でハード面とソフト面の両方が機能を発揮するかどうかを地上で確認し、飛行の安全を保証していきます。