デルタ航空、カリブ海や中南米結ぶ路線でWi-Fiサービス

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デルタ航空は、アメリカ国内線と中南米、カリブ海を結ぶ路線などで使用している、ボーイング757−300型機、757−200型機、 737−900ER型機、737−800型機、エアバスA319型機で、機内インターネットサービスのアップグレードを行うと発表した。

Gogo社の地対空通信(ATG)と「2ku」と呼ばれる衛星通信を組み合わせたシステムを活用する。これは、日本航空(JAL)も、国内線でトライアル導入を行っているもので、最高で70Mbps程度の通信速度を提供する。

デルタ航空の国際線機材では、現在、およそ3分の1の機材で高い帯域幅を持つKuバンド通信衛星を使用しWi-Fiサービスを提供しており、これを2015年末までに85%にまで引き 上げる計画。2016年には、全てのボーイング777型機、767型機、747型機、エアバスA330型機と長距離線を結ぶボーイング757型機で、機内Wi-Fiの提供を行うことになる。

デルタ航空ではオンデマンド型機内エンターテインメントシステム「デルタ スタジオ」の中で、アメリカ国内など一部地域においてストリーミングサービスを提供しており、今回のアップグレードが完了されると、カリブ海や中南米を結ぶ路線の利用者も、自身のスマートフォンなどでストリーミングサービスにアクセスし、動画などのコンテンツを楽しむことができるようになる。ストリーミングサービスのコンテンツは路線や地域、利用クラスにより有料と無料コンテンツが異なる。カリブ海・中南米を結ぶ路線では、エコノミーコンフォートとファーストクラス利用者は無料、それ以外は有料となる予定。

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