JAL、MRJ32機を正式契約 初号機受領は2021年

三菱航空機,MRJ

半世紀ぶりの国産機となる三菱航空機の次世代リージョナルジェット機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」 © Kenichi Sunohara=14年10月18日

 日本航空(JAL)と三菱航空機は28日、開発を進める次世代リージョナルジェット機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の購入について正式契約を締結しました。

 確定発注数は32機。両社は昨年8月28日にMRJ32機の導入に関して基本合意をしており、今回の締結で正式契約に至りました。

 JALはMRJの性能のほか、導入後の運航支援等に関する三菱航空機からの提案を高く評価しており、32機すべてJALグループのジェイ・エア(JLJ)が伊丹発着路線を中心に使用します。

 三菱航空機のMRJ合計受注機数は、今回の確定発注を含めると407機。内訳は確定223機、オプション160機、購入権24機。発注先は全日空(ANA)、米トランス・ステーツ・ホールディングス、米スカイウェスト(SKW)、米イースタン航空、ミャンマー連邦共和国のマンダレー航空(LMT)。JALには2021年にMRJ初号機を引き渡す計画です。

 三菱航空機は飛行試験機で各種試験を進めており、初飛行は2015年第2四半期(4-6月)に実施する見込みです。

JAL,MRJ

JAL向けの三菱航空機MRJイメージ 資料提供:JAL