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三越伊勢丹HD、ラグジュアリーブランド特化の新会社設立 JTBと共同出資会社は清算
三越伊勢丹ホールディングスは、株式会社三越伊勢丹旅行を設立すると発表した。
三越伊勢丹ホールディングスは、中期経営計画の「2018年度営業利益500億円」の達成には、百貨店事業に加えて利用者との接点を拡大し収益力を向上することが極めて重要であるとしており、カード、スーパーマーケット、ファッションブランド、ソリューションに加え、成長分野である旅行事業を本格的に提供することとしたとしている。
現在は、三越伊勢丹旅行営業部が、主に三越の利用者を対象に高付加価値かつラグジュアリーな自主企画旅行商品を提供しているものの、今後は、伊勢丹利用者への拡大をはじめとしたグループ全体で、高付加価値なラグジュアリー旅行商品の提供を行う。
現在、三越伊勢丹旅行営業部は、三越オリジナルのラグジュアリーバスの「三越プレミアムクルーザー」と「三越グランドクルーザー」を計4台保有しており、45席設置可能な大型バスにわずか10席を配置。半分以上の企画が満席となっており、今後は増車を行うと同時に、外国人韓国客を含めたラグジュアリー国内旅行を強化し、満足度を高めるとしている。
三越伊勢丹旅行は、1月20日に設立、7月1日の事業開始を予定。資本金は5000万円、資本準備金は5000万円で、初年度売上目標は75億円。合わせて、ジェイティービー(JTB)の子会社で、三越伊勢丹の持分法適用会社のJTB伊勢丹トラベルは清算する。