JR東日本、格安高速バス事業に参入 成田-東京都内間で

成田国際空港,ナリタ買い

LCCシェアが拡大している成田空港 © Toshio Tajiri/Flight Liner=13年11月

 JR東日本グループのジェイアールバス関東はこのほど、成田空港と東京都内を結ぶ格安高速バス事業に参入することを明らかにました。ビィー・トランセホールディングスが銀座・東京駅~成田空港間で運行している「THE アクセス成田」と12月16日より共同運行で開始します。

 運行路線は成田空港第2ターミナル・第1ターミナル-銀座駅・東京駅間。運賃は片道1,000円で、11枚綴りの回数券は10,000円。支払いは現金のほか交通系ICカードも利用できます。

 今回の共同運行発表で2割強にあたる17便が追加され、増便する12月16日以降は成田-東京都内間を1日78便で結びます。

 また、成田空港行きの東京駅乗り場を八重洲通りから東京駅と直結したJR高速バスターミナルに変更し、成田空港へのアクセス利便性を向上させるほか、翌年4月8日のLCC(格安航空会社)専用の成田空港第3旅客ターミナル供用開始に合わせて、運行本数の見直しも行う見込みです。

 JR東日本は成田空港のLCC(格安航空会社)シェア増加等を背景に、今回の格安高速バス運行開始で安さを求める利用者の期待に応えたい考えです。