シンガポール航空、上半期はA330-300を2機受領 A380は19機保有

シンガポール航空,A380

シンガポール航空のエアバスA380型機 © Toshio Tajiri/Flight Liner=13年12月

 シンガポール航空グループ(シンガポール航空[SIA]、SIAエンジニアリング・カンパニー[SIAEC]、シルクエアー[SLK]、SIAカーゴ[SQC])は2014~15年会計年度第2四半期連結決算の中で、同グループの保有機を発表しました。

 同グループのうち、シンガポール航空はエアバスA330-300を2機受領。シルクエアーはボーイング737-800を2機受領し、A320-200を1機売却したほか、別のA320-200を1機返却のために退役させました。

 これにより、9月末現在でシンガポール航空は777型機を57機、A330-300型機を29機、A380型機を19機の合計105機を保有。A380の保有機数は2012年9月に受領した機体番号「9V-SKT」の導入以降、変わりありません。

 シルクエアーの保有機数は26機で、内訳はA320-200型機が14機、A319-100型機が6機、A737-800型機が6機。

 SIAカーゴの保有機数は前四半期と変わらず747-400が8機です。同カーゴは2014年7月29日よりラゴス線を廃止し、季節の需要増に応えるため9月はアムステルダム線、ブリュッセル線、デリー線を増便させています。

 なお、スクート(SCO)の保有機は7月から9月の間に変更はなく、引き続き777-200型機を6機保有しています。

 シンガポール航空は冬ダイヤ期間中にオークランド線を777-300ERからA380に切り替え、輸送能力を増強させるほか、ピーク時期の需要に応えるため、11月末より翌年1月まではメルボルン線とシドニー線をさらに週3便、ブリスベン線およびクライストチャーチ線をさらに週2便、それぞれ増便します。

 日本路線については12月から翌年1月中旬までの期間中、ビジネスクラス30席、エコノミークラス255席を備えるA330-300型機にて札幌-シンガポール線を週3便で運航します。

 シンガポール航空は成田、羽田、関西、中部、福岡の5都市に定期便を運航しています。