トキエア、機内サービスで特別包装の「アルフォート」を提供
「日本線を拡大、強化は間違いない」 ハワイアン航空のテオ上級副社長語る
ハワイアン航空は、11月6日、創業85周年を記念したメディア説明会と懇親会を都内で開催し、テオ・パナジオトゥリアス上席副社長と宍戸隆哉(ししど・たかや)日本支社長がプレゼンテーションを行った。
ハワイアン航空は、東京/羽田・大阪/関西〜ホノルル線を毎日、仙台〜札幌/千歳〜ホノルル線の経由便を週3便運航しており、ハワイ諸島間を運航する1日160便の豊富なフライトを活用することができる。
ハワイへのリピーターの割合は、アメリカ西海岸からは81%、同東海岸からは58%、アジア諸地域は19%に比べ、日本からは60%となっているほか、ハワイへの平均渡航回数も、アメリカ西海岸は7.01回、同東海岸4.11回、アジア諸地域では1.6回に比べ、日本からは3.94回と高いため、「日本人について特別なマーケット、地位を確立していきたい。(宍戸氏)」「過去4年間の国際線網の拡大の様子を見ても、日本が中心的な位置付けとなっている。とにかく日本に対しては拡充していく。日本は将来的に有望と考えており、もっと充実したサービスを提供できることを楽しみにしている。(テオ氏)」と、日本マーケットの重要性を強調した。
アメリカン航空が、羽田空港の発着枠を返上した際に就航を申請したコナ線については、今発表できる計画はないとしながらも、「利用者のニーズの動向に先手を打ちながらチャンスを模索したい。(同)」「日本とコナを結ぶルートには興味を持っている。もう少し長期的に捉えている。マーケットはニーズや状況が変わるので、常にウォッチし、チャンスが来た時に実現可能で成功できるかを評価しながら話をしていきたい。日本線を拡大、強化していくのは間違いない。(同)」とした。
新たに導入したプレミアムエコノミー「エクストラ・コンフォート・シート」は、優先搭乗や機内食のアップグレード、オリジナルのアメニティなどを提供。シート幅は5インチ以上拡大された36インチ(約91センチ)となっており、ゆったりとくつろげる。片道100米ドルか10,000円で、どの運賃からでもアップグレードが可能。インターネットのほか空港でもアップグレードすることができるとしており、人気が高いとのこと。
10月から発行を開始した、日本では初の提携クレジットカードとなる「ハワイアンエアラインズVISAカード」は、特典としてホノルル国際空港2階にあるラウンジの無料優待パスを年間2枚進呈するほか、本人以外のマイルを受け取ることができる「ShareMile」、カードを提示するだけでハワイ最大の無料情報誌「Aloha Street(アロハストリート)」掲載のクーポン優待が受けられるサービスなども受けることができると、利便性やマイルの使い勝手、貯めやすくなった点をアピールした。
現在保有する50機に加え、今後、エアバスA330-200型機4機を2015年末まで、エアバスA330-200型機22機とエアバスA321neo16機を2020年末までに導入。また、2019年にはエアバスA330-800neoを新規導入する計画。
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