1日限り YS-11の特別塗装機出現

熊本空港,そらあかり,プロジェクションマッピング

熊本空港「空の日フェスタ」で行われたANAグループによるそらあかりイベントの様子 © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年10月4日

 ANAグループは10月4日、熊本空港「空の日フェスタ」にて今年も灯の祭典「そらあかり」イベントを開催しました。

ANAチーム羽田オーケストラ

ミニコンサートを披露した「ANAチーム羽田オーケストラ」の3名 © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年10月4日

 今回は崇城大学協力のもと、YS-11をキャンバスに見立てたプロジェクションマッピングのコラボ企画が初めて披露されたほか、羽田からはANA有志らで編成されたオーケストラ「ANA Team HND Orchestra(ANAチーム羽田オーケストラ)」の3名も駆けつけ、ミニコンサートを開催しました。

 そらあかりはANAグループスタッフが既成概念に捉われないアイデアを企画するという自発的提案活動「ANAバーチャルハリウッド」から実現した一夜限定のイベント。まつり・人・地域を結び、人々に感動を与えたいというANAの思いが込められています。

 イベントでは昨年と同様にLEDライトを入れた竹筒の灯りが会場に設置され、雲のオブジェ「そらあかりクラウド」も登場して夜の空港を優美に彩りました。

YS-11,JA8712,熊本空港

熊本空港隣接の駐車場横に展示されているYS-11(機体番号:JA8712) © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年10月4日

 さらに今年のそらあかりは初となるプロジェクションマッピングも披露。崇城大学の協力を得て、日本航空機製造の国産双発ターボプロップ旅客機「YS-11(機体番号:JA8712)」に様々なデザインが投影されました。

 YS-11に投影されたプロジェクションマッピングは一般公募で集まったものが採用されたほか、崇城大学の学生とANAグループスタッフもデザイン。

 中にはYS-11就航当時のモヒカン塗装や現在国内線に就航しているボーイング767-300型機の特別塗装機「ゆめジェット(機体番号:JA8674)」のデザインも現れ、来場者は創作者の想いが込められたプロジェクションマッピングをカメラやスマートフォンなどに収めていました。

 そらあかりを楽しみしていたという50代男性は、「感動の一言に尽きる。プロジェクションマッピングでYS-11のスペマ(=特別塗装機)が見れてよかった。」と話していました。

プロジェクションマッピング,YS-11

プロジェクションマッピング本番前、リハーサルで映し出された投影の様子 © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年10月4日

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