三菱航空機、イースタン航空からMRJ最大40機受注

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10月18日にロールアウトする次世代リージョナルジェット機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」 資料提供:三菱航空機

 三菱航空機はこのほど、開発を進める次世代リージョナルジェット機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」について、アメリカのイースタン航空と最大40機の購入で正式契約を締結したと発表しました。

 ファンボロー・航空ショー2014で既に覚書していたもので、9月22日に正式契約に至りました。発注機種はMRJ-90型機。内訳は確定が20機、特定期間内に確定した発注条件と同条件で購入可能な購入権が20機。

 1991年1月に運航を終えた以前のイースタン航空(EAL)は2012年に「Eastern Air Lines Group, Inc.」の新会社を設立。2014年1月にはアメリカ連邦航空局(FAA)へ航空事業に関する手続きを申請し、2015年前半の運航開始を目指しています。運航開始当初は今年の夏に受領を予定しているボーイング737-800で再デビューし、MRJ-90は2019年から納入される見込みです。

 MRJはこれまでに、同機のローンチカスタマーである全日空(ANA)から25機(確定15機、オプション10機)、米トランス・ステーツ・ホールディングス社(Trans States Holdings Inc.:TSH)から100機(確定50機、オプション50機)、米スカイウェスト社(SKW)から200機(確定100機、オプション100機)、ミャンマー連邦共和国のマンダレー航空(LMT)からMRJ-90(確定6機、購入権4機)を10機受注済み。北米では、イースタン航空が3社目の顧客。加えて、JALグループと32機(確定)の導入で基本合意しています。

 MRJの試験用初号機(登録予定番号:JA21MJ)は、三菱重工業の名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場で10月18日にロールアウトします。

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イースタン航空、最大40機のMRJを正式発注 資料提供:三菱航空機