特典航空券利用でマイルをゲット JALインタビュー特集2

 普通席に空席がある限り予約できるマイルフライトは現在、日本航空(JAL)が強化しているサービスの一つ。9月末日までは国内6路線に設定し、10月以降は新たに同8路線でマイルフライトを設定します。

日本航空,路線統括本部,JALマイレージバンク

路線統括本部でマイレージ事業を担当するJALの坂本直己さん(左)と島川翼さん(右)=14年6月 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 さらに今年からは”マイルバック”というキャンペーンも開始しています。これはある一定の条件下で特典航空券を利用した後に一定数のマイルを還元するキャンペーンのこと。このサービスには隠された魅力があるという。前回に引き続き、JALの路線統括本部でマイレージ事業を担当する坂本直己さんと島川翼さんに話を伺いました。
 
-お得に特典航空券が使える方法は?
 ディスカウントマイルやJALカード会員限定のマイル割引は通常よりも少ないマイル数で特典航空券がご利用頂けます。更に、最近では特典航空券をご利用後、一定数のマイルをお戻しするマイルバックキャンペーンを実施しています。マイルバックは特典航空券を使ったあと(搭乗日の翌月末)に、マイルをお客様にお返しするキャンペーンです。
 
-マイルバックのマイル有効期限は、バックから36か月延長!
JALマイルバック

9月末まで展開しているマイルバックキャンペーン一例。ジャカルタ線では最大2万マイルが還元される(JAL公式サイトより)

 マイルバックキャンペーン開始時には、お客様から『使うときに最初からマイルを割引して欲しい』という声もいただきましたが、マイルバックはお客様にとって後からの”お楽しみ”が待っています。
 マイルの減額キャンペーンは通常よりも少ないマイル数で特典航空券が利用できるキャンペーンですが、一方で、マイルバックは特典航空券で搭乗した翌月末に一定数のマイルをお戻しします。
 どちらも少ないマイル数で特典航空券が使えるように思えますが、マイルバックでお返しするマイルは有効期限が更新されてお客さまに戻されます。
 例えば、マイルバックキャンペーンで使ったマイルの有効期限が1年後だったとします。この場合、後からお客様に還元されるマイルは元の有効期限である1年後ではなく、新規取得マイル同様に36か月後が期限になります。次のご旅行への可能性が広がるキャンペーンとして好評頂いております。お客様には当キャンペーンを上手くご利用頂き、長くJALのマイルをご利用いただきたいです。
 
-魅力あるマイレージプログラムを提供するために、どのようなお考えをお持ちですか?
 一番重要なことはお客様視点に立つこと。そして、感謝の気持ちをもつこと。マイレージプログラムはご利用いただいたお客様に感謝のしるしとして、マイルをご提供するプログラムです。そのようなプログラムの性質上、お客様視点を貫き、顧客満足度向上に向けてどういったサービスをご提供すべきかを常に考えています。
 マイルフライトやマイルバックで特典航空券のご利用を提案しても、予約がなかなか出来ない様でしたらお客さまは不満に感じるはずです。マイルは使って初めて楽しさやメリットを感じて頂けるものであり、まずはマイルを使ってご満足頂くことが大事です。我々はお客様の期待にできる限り応えるため、これからもさまざまな取り組みで特典航空券が予約し易い環境を目指していきたいです。
我々はお客様の期待にできる限り応えていきたいので、これからもさまざまな取り組みで特典航空券が取りやすい環境を整えていきたいです。
 
-JALフィロソフィを意識して、魅力あるマイレージプログラムを
JALフィロソフィ

JAL企業サイト「JALフィロソフィ」より

 JALは経営破綻を機に、JALグループの行動規範となる「JALフィロソフィ」を策定しました。この中には、先ほど申し上げた「お客さま視点を貫く」に加えて、「人間として何が正しいかで判断する」という言葉があります。
 JALは公共交通機関として、継続的にお客様に利便性を提供する使命があります。2度と破綻しないためも、健全に事業活動を継続させるためには、運航便の収益を最大化させる必要があります。
 一方、マイレージプログラムにおいては、航空機利用などに応じてマイルを提供する以上、そのマイルの使いやすい環境に配慮することは、プログラムを提供する立場の使命と考えております。貯めたマイルは使ってはじめて満足いただけるものであり、その使い先として、マイレージプログラム固有で突出した魅力を持つ、特典航空券への交換のしやすさを一番意識した航空会社でありたいと考えております。
 お客さまのマイルへの期待に応えるためにも、マイルフライトやマイルバックなどの特典ラインナップを充実させながら、貯めやすく使いやすいプログラムを目指して行くことが、JALの企業姿勢として非常に大事なことと考えています。
 健全な事業活動継続のための「航空収入最大化」と「特典席利便性向上」。この一見矛盾した課題に対して、前回申し上げたフライト単位だけでなく、中長期に渡る継続的視点を踏まえJALフィロソフィにあるお客さま視点を貫き、人間として何が正しいかを基軸に判断して行きたいと考えております。