エアアジア、スカイマークの経営支援検討か 株式公開買い付けも視野に

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経営危機のスカイマークに対し、マレーシアのエアアジアが、株式公開買い付け(TOB)などを含む経営支援を検討していることがわかった。日本経済新聞やブルームバーグが伝えた。

スカイマークは、今年7月、円安や競争の激化によって経営環境が厳しくなり、当初の予定通りエアバスA380型機を導入することが難しくなったとし、受領の延期などをエアバスに求めていたものの、エアバスはこれを拒否し、契約を破棄していた。損害賠償金は約700億円以上にのぼると報道されている。

また、10月下旬からは、不採算路線の成田線から撤退し、搭乗率が高く収益が見込める羽田発着の幹線に注力し、立て直しを図る。

エアアジアは、スカイマークが36枠を保有する、羽田空港の発着枠を狙っているとしており、経営権の取得も視野に入れていると見られている。

スカイマークは、「当社において承知している事実及び同社より経営支援の打診を受けた事実はございません。」と、打診を否定している。

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