マレーシア航空、再構築プランの一つに社名変更を検討 他にも新ルートの拡大などで収益性を向上させたい考え

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マレーシア航空は、度重なる2つの事故を受けて経営が難航している事に対し、多くの再建案の一つとして社名の変更を検討している。メールオンラインが報じている。

マレーシア航空では、事故後に予約が済んでいる旅行者に対して手数料を取らずにキャンセルを受け付け、多い路線では30パーセントを超えるキャンセルがあるなど、マレーシア航空を敬遠する乗客も多い。そうした中で、再建策の一環として名前を変更し、ネームブランドによる乗客離れを回避したい考えだ。

このほかにも、マレーシア航空は外注を増やすことも検討しているということだが、マレーシア航空は労働組合がこれまでも多くの再建案に対し反発してきたので、これらの雇用に直接影響する再建案は労働組合の反発が必至であるとみられる。

また、収益性を高めるために新しいルートの拡大も検討している模様だが、いずれにしてもマレーシア航空の株式の過半数は政府関連ファンドが所有しており、これらの再建策の実行には政府の承諾が必須となっている。

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