スターアライアンス航空会社27社に エア・インディア、インド初の加盟

 国営航空会社のエア・インディア(AIC)はこのほど、世界最大の航空連合スターアライアンスに正式加盟しました。
 スターアライアンスはエア・インディアの加盟審査を再開し、6月23日に開催したスターアライアンス社長会において、同社の加盟を満場一致で承認。エア・インディアは2007年12月にスターアライアンスへの加盟申請を届け出て、7年後の2014年7月、ついにインドの航空会社として初めてスターアライアンスに加盟しました。

スターアライアンス,エア・インディア

スターアライアンスに正式加盟したエア・インディア Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 今後はエア・インディアのマイレージプログラム「フライング・リターンズ」とスターアライアンス加盟航空会社のマイレージプログラムの相互交換も開始するほか、フライング・リターンズ会員はマイルをためる、特典と交換する、アップグレードに利用するなどの選択肢が増えます。
 また、エア・インディアの「マハラジャ・クラブ」や「ゴールデン・エッジ・クラブ」のステータス会員は、スターアライアンスゴールドメンバーのステータスが自動的に付与され、世界各地にある1,000ヶ所以上の空港ラウンジが利用可能になるほか、優先チェックインカウンターの利用、手荷物許容量の優遇、優先搭乗と手荷物優先受け渡しサービスを利用することができます。
 他の航空会社のマイレージプログラムを利用するスターアライアンスのゴールド会員もまた、エア・インディアに搭乗する際にこれらすべてのサービスを受けることができます。
 エア・インディアはインド国内50ヶ所と海外33ヶ所に路線を展開し、23ヶ国に就航。アウランガーバード、ヴァドーダラー、インドール、コインバトール、ジャームナガル、ゴア、コーチ、マドゥライ、ジャイプールなどビジネス拠点都市や人気観光地がスターアライアンスネットワークに加わります。
 今回のエア・インディア加盟により、スターアライアンスのネットワークは毎日400便の就航便数とインド国内40ヶ所の新たな目的地が加わり、同連合の加盟航空会社は27社、毎日18,500便が世界192ヶ国1,316の目的地に就航することとなります。
 
■スターアライアンス加盟航空会社
アドリア航空(ADR)
エーゲ航空(AEE)
エア・カナダ(ACA)
中国国際航空(CCA)
エア・インディア(AIC)
ニュージーランド航空(ANZ)
全日空(ANA)
アシアナ航空(AAR)
オーストリア航空(AUA)
アビアンカ航空(AVA)
ブリュッセル航空(BEL)
コパ航空(CMP)
クロアチア航空(CTN)
エジプト航空(MSR)
エチオピア航空(ETH)
エバー航空(EVA)
LOTポーランド航空(LOT)
ルフトハンザドイツ航空(DLH)
スカンジナビア航空(SAS)
深セン航空(CSZ)
シンガポール航空(SIA)
南アフリカ航空(SAA)
スイスインターナショナルエアラインズ(SWR)
TAPポルトガル航空(TAP)
タイ国際航空(THA)
ターキッシュ・エアラインズ(THY/旧称:トルコ航空)
ユナイテッド航空(UAL)
※2014年7月現在