サクラや若葉のLEDでおもてなし JALスカイネクスト【写真17選】

JALスカイネクスト

5月28日より運航を開始した国内線新仕様機材「JAL スカイネクスト Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 「ひとつ先のスタンダード」をテーマに、5月28日より運航を開始した日本航空(JAL)の国内線新仕様機材「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」。

 スカイネクスト改修初号機、ボーイング777-200(機体番号:JA007D)は羽田-福岡線でデビューし、現在は同路線で1日3往復6便として運航しています。

 スカイネクストの特長は、上質な空間を演出する本革シートと全12色が搭載されたLED機内照明。

 機内インテリア担当者が何度も熟考を重ねて開発したという艶やかな高品質レザーが普通席にも採用されたことで、機内は全クラス本革シート。革シートにはステッチを入れ、クッションの形状を工夫したことで、滑りにくい上質な座席を実現させています。

JALスカイネクスト

重厚感のある本革シートが採用されたJALスカイネクストの普通席 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 また、シート背面の無駄な部分をなくしたスリム化設計により、膝まわりスペースは従来よりも最大5センチ拡大。足元空間の快適性がアップしています。

 前後空間約79センチの普通席に対し、クラスJは平均97cmのシートピッチ。約18cmも広いスペースを確保しています。シート幅はアーム部分含み平均47cm。高い質感と深いリクライニング感が得られる座席空間にデザインしたことで、ゆったりと快適に過ごせるフライトを提供します。クラスJはこれまで通り、運賃にプラス1,000円で利用可能。

 機内のLED照明は全12色を搭載。春のサクラや新緑をイメージさせる若葉、落ち着いたブルーライトなど、フライト時間や季節に応じて快適な居住空間を演出します。また、機内全体の空間をコーディネートするため、カーペットは国際線と同様の重厚感ある製品に新調され、新たなJAL機内の雰囲気を楽しむことができます。

JALスカイネクスト

JALスカイネクストは羽田-福岡線のほか、今後は札幌や伊丹線など導入路線を順次拡大する Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 加えて7月下旬以降は、日本の航空会社でJALが初めて国内線機内に導入する無線LAN対応の「JAL SKY Wi-Fi(JALスカイワイファイ)」もサービス開始。

JAL,Wi-Fi

日本の航空会社で初めて国内線機内にWi-Fiサービスを導入するJAL Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 料金の目安は羽田発着の札幌、伊丹、福岡線で税込み500円~700円。30分税込み400円の均一プランも用意するほか、アニメやスポーツなどの番組コンテンツは無料。また、JGCプレミア会員などJALマイレージバンク(JMB)の上級会員は無料で使える特典も用意します。

 スカイネクスト仕様の機材は段階的に増やし、まずはボーイング777-200を改修。その後8月より777-300、9月より767-300、10月より737-800の改修作業に入り、今後は羽田発着の伊丹、札幌線など順次投入路線を拡大させます。

 JALによると、スカイネクスト改修対象機材はボーイング777-200が12機、777-300が4機、767-300と767-300ERが20機、737-800が41機の合計77機。JAL国内線機材のうち9割以上の機材がスカイネクストに全面刷新される計画です。

JALスカイネクスト

高品質レザーシートを採用したJALスカイネクストの普通席 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

JALスカイネクスト,普通席

普通席はシート背面のスリム化設計により、これまでよりも膝まわりスペースが最大5センチ拡大した Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

JALスカイネクスト,クラスJ

運賃にプラス1,000円で利用できる普通席よりもシートピッチが広いクラスJ Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

JALスカイネクスト,クラスJ

まずは777-200の改修を開始し、8月に777-300、9月に767-300、10月に737-800の改修に入る Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

JAL国内線ファーストクラス

JAL国内線最高峰ファーストクラス。機内では有名店とコラボした機内食を提供している Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

JAL国内線ファーストクラス,機内食

ファーストクラスで提供される皇族ご定宿の旅館「城西館」監修の機内食。時間帯に応じて茶菓や軽食も提供する Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

JALスカイネクスト

春のサクラをイメージしたLED機内照明 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

JALスカイネクスト,LED機内照明

新緑のような若葉をイメージしたグリーンのLED機内照明Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

JALスカイネクスト,LED機内照明

落ち着きのあるブルーライト照明。全12色のLEDライトを季節やフライト時間に応じて使い分ける Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

JALスカイネクスト,ファーストクラス

春のサクラをイメージしたLED機内照明 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

JALスカイネクスト

JALスカイネクスト改修初号機、ボーイング777-200(機体番号:JA007D) Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

JALスカイネクスト

スカイネクストの機体左右には「JAL SKY NEXT」のデカールをあしらった Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

JALスカイネクスト

まずは777-200の改修を開始し、8月に777-300、9月に767-300、10月に737-800の改修に入る Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner