バニラ・エア、初の特別塗装機「LOHACOジェット」2機就航 機内はANA仕様

 バニラ・エア(VNL)は3月12日、同社初となる特別塗装機「LOHACO(ロハコ)ジェット」の就航を発表しました。就航開始日は3月15日より。運航開始当初は1機体制とし、4月21日より2機目を投入します。

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バニラ・エア初となる特別塗装機「LOHACO(ロハコ)ジェット」イメージ 資料提供:バニラ・エア

 ロハコジェットは、アスクルがYahoo!(ヤフー)協力のもと運営する一般消費者向け通販・ネットショッピングサイト「LOHACO(ロハコ)」との共同企画による特別塗装機。ロハコのメインターゲットである働く女性が持つ3つのエネルギーを色彩で表現し、「イエロー=力強さ」「グリーン=優しさ」「ピンク=美しさ」の上に「LOHACO」のロゴをあしらっています。

 ロハコジェットはバニラ・エアのエアバスA320型機5号機と6号機に描かれ、3月15日より約半年間、バニラ・エアが運航する成田-那覇線、成田-新千歳線の一部に投入します。
 
ANAの「JA8391」&「JA8388」に
 ロハコジェットの機内はこれまでの180席仕様ではなく、全日空(ANA)のA320型機と同様の166席仕様。

バニラ・エア

バニラ・エアの通常塗装機(エアバスA320初号機機体番号/レジ「JA01VA」) Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 バニラ・エアによると、ロハコジェット5号機と6号機はANAグループからのリース機で、機内は改修せずにANAの客室インテリアをそのまま使用するとしています。

 ロハコジェットの機体番号は5号機が「JA8391」、6号機が「JA8388」。ロハコジェットにはバニラ・エアの機体番号に採用している「VA」は付与せず、ANAの機体番号がそのまま使われます。

 ロハコジェットは約半年間の運航を終えた後、5号機と6号機目の新造機A320とチェンジ。運航終了後は、ANAグループに戻ることなくそのまま退役する可能性もあるという。「ロハコジェットはこの半年間だけの貴重な特別塗装機。166席仕様も期間限定なので、ぜひ多くの人に利用してもらいたい」と、バニラ・エア担当者は語ります。

 なお、機体に描かれる「LOHACO」のデカールサイズは5号機と6号機ではサイズが異なり、6号機の方が若干大きいデザインになる予定です。

 バニラ・エアではロハコジェットの就航を記念してイベントも開催。ロハコジェット運航初日の3月15日、成田発新千歳行きJW903便の乗客には、成田国際空港で記念品配布イベントを実施します。