バニラ・エア、初の欠航便発生 油圧ポンプ配管結合部分の破断でオイル漏れ

バニラ・エア,A320,JA01VA

オイル漏れしたバニラ・エアのA320初号機(機体番号:JA01VA) Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 1月29日より成田-新千歳線の就航を開始したLCC(格安航空会社)のバニラ・エアは、計4便の欠航を発表しました。12月20日の運航開始以来、欠航便が発生したのはバニラ・エアにとって今回が初めて。

 欠航の理由はエンジンに整備が必要となったためで、不具合が起きた機材はバニラ・エアのエアバスA320初号機(機体番号:JA01VA)。欠航の対象便は1月29日の成田-新千歳線の計2便(JW903便/JW904便)と、成田-那覇線の計2便(JW805便/JW806便)。

 バニラ・エアによると、札幌発のJW902便が成田空港への降下中に不具合を示すアラームが作動し、成田空港着陸後に確認したところ、右側エンジンの油圧ポンプ配管を結合する部分が破断したことでオイルが漏れていたという。乗員乗客にケガ人は出ていません。

 現在(1月29日18時点)は整備中で、欠航便に搭乗予定だった乗客には自社便への振り替え、もしくは返金で対応にあたっているという。最新の運航状況はバニラ・エアの公式ホームページで案内しています。