ANAの就航で期待高まるミラノ、観光や貨物需要の顕在化でデイリー化も見込む
キャセイパシフィック航空、LCCには「高品質サービスと利便性で対抗」 プロモ運賃展開も引き続き実施へ
キャセイパシフィック航空は、2014年1月20日にプレス懇親会を都内で開催した。
同社マーケティング部長の蓑口寿生氏は、香港エクスプレス航空やピーチなどLCCが相次いで就航、増便している大阪/関西〜香港線を2014年2月から毎日5便に増便することについて、「インバウンドが好調に推移している」と述べ、往復10,000円の特別運賃は、「うちもここまで出来るということ」と語った。
同社日本支社営業本部長のニック・ヘイズ氏は、ジェットスター・香港や香港エクスプレス航空などの参入で競争激化や搭乗率、収益性が低下するのではないかという質問に、「高品質なサービスと利便性で対抗する」とした一方で、「プロモーション運賃などの展開も引き続き行う」と述べた。同社は、香港ではFanfareと題したセールを頻繁に実施している。
また、同社が羽田空港に新ラウンジをオープンすることについて、他社のラウンジを利用するという選択肢もあったのではないかとの質問には、「独自のラウンジを持つことで、我々のやりたい方法でサービスを行うことができる。」とサービス強化に自信を見せた。
他にも、マレーシア航空が行う、運賃に燃油サーチャージを含む表示については、「一本化しない」と回答。理由は「運賃と燃油サーチャージの内訳を明らかにするほうが、利用者の利便性が高いため」としている。