ANA、計12路線を減便・運休 Q300退役で三宅島線は新中央航空が就航へ

ANAウィングス,ボンバルディア,JA804K

2014年3月をもって退役するANAウィングスのボンバルディアDHC-Q300(機体番号:JA804K) Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 全日空(ANA)は2014年サマーダイヤの運航計画で、11年ぶりとなる青森線の定期便再開を決定した一方、需要動向や機材計画を踏まえて計12路線の減便・運休を発表しました。

 減便路線は羽田-米子、伊丹-福岡、伊丹-仙台、伊丹-新潟、伊丹-大分、関西-札幌、中部-仙台、中部-福岡、札幌-仙台、福岡-小松線の計10路線。

 このうち羽田-米子線は6月から9月にかけての期間減便で、現行の1日6往復から5往復に設定。このほか、中部-福岡線は提携パートナーのスターフライヤー(SFJ)が、伊丹-新潟、伊丹-大分、札幌-仙台、福岡-小松線は提携パートナーのアイベックスエアラインズ(IBX)が3月30日より就航を開始することから、各路線を適正な運航本数に減便します。 

 運休路線は羽田-三宅島線と成田-広島線。成田-広島線は3月30日より運休しますが、アイベックスエアラインズ運航のコードシェア(1日1往復)は継続します。

 羽田-三宅島線については、ANAウィングス(AKX)唯一となるボンバルディアDHC8-Q300型機(機体番号:JA804K)の退役に伴い、4月1日より運休します。

 三宅島空港は滑走路1,200メートルで、ANAグループの現在の運航機材では唯一、DHC8-Q300のみが離着陸可能な空港。同機の退役後は三宅島線就航の継続が困難なため、今後は新中央航空(CUK)が4月2日より1日3往復体制で調布-三宅島線の運航を計画しています。運航機材は、19人乗りのドルニエになる見込みです。
 
■ANA 減便・運休路線
減便
羽田-米子 1日6往復 → 5往復(6/1~9/30)
伊丹-福岡 1日9~10往復 → 8往復(3/30~)・5~7往復(7/1~)
伊丹-仙台 1日8往復 → 7往復(3/30~)・6往復(7/1~)
伊丹-新潟 1日6往復 → 5往復(7/1~)
伊丹-大分 1日4往復 → 3往復(3/30~)
関西-札幌 1日5往復 → 3往復(3/30~)
中部-仙台 1日5往復 → 4往復(3/30~)
中部-福岡 1日9往復 → 6往復(3/30~)
札幌-仙台 1日5往復 → 4往復(3/30~)
福岡-小松 1日4往復 → 3往復(3/30~)
運休
羽田-三宅島 1日1往復 → 4/1より運休
成田-広島  1日1往復 → 3/30より運休

■新中央航空 調布-三宅島線 運航スケジュール(4/2~)
1便 調布 09:15 → 三宅島 10:05
2便 調布 11:10 → 三宅島 12:00
3便 調布 14:40 → 三宅島 15:30
1便 三宅島 10:30 → 調布 11:20
2便 三宅島 12:30 → 調布 13:20
3便 三宅島 16:00 → 調布 16:50