ANA、ボーイング787-9初号機を受領へ 14年夏

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全日空(ANA)が2014年夏頃に受領を予定しているボーイング787-9型機 資料提供:Boeing

 全日空(ANA)は1月22日、ボーイング787の派生機である787-9型機の初号機を2014年夏頃に受領予定と発表しました。

 ボーイング787-9は現在運航中の787-8よりも全長が約6メートル長く、最大座席数は787-8と比較すると40席ほど多い290席の搭載が可能。低燃費の優れた燃費性能が特長で、航続距離もさらに伸び14,800~15,750kmに向上します。

 ANAが受領する787-9初号機は国内線仕様。2014年度は国内線仕様を2機、国際線仕様を1機導入する予定です。

 1月時点でANAは24機の787-8を保有しており、2014年3月までに国内線仕様1機、国際線長距離仕様2機の計3機を増やし、2014年度の計画は787-8を5機導入。ANAはこの5機を国際線中距離仕様として納入します。

 最終的には2021年度までに787-8を36機、787-9を30機、合計66機の787シリーズを導入する計画です。

 ANAによると、国内線仕様とする787-9初号機の具体的な客室仕様や投入路線は決まっていないものの、羽田空港発着以外の路線も今後検討していくという。